車道を歩行中に車にひかれた人の事例で、サポートの結果後遺障害9級の認定を受けて多額の賠償金を獲得した事例
保険会社提示額
0万円
最終獲得額
1780万円
ご相談内容
被害者 | 30代無職男性 |
---|---|
部位 | 頭部 |
傷病名 | 頭蓋骨折、外傷性くも膜下出血 |
後遺障害等級 | 9級10号 |
獲得金額 | 1780万円 |
車道を歩いているところに車にひかれた。酒を飲んだ帰りで記憶があまりない。頭蓋骨折など重傷を負い事故後1か月近く入院した。
事故に遭ったときは無職で求職中だった。今後のお金が心配である。弁護士費用特約は使える。
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | なし | 9級 | – |
入通院慰謝料 | 0 | 155 | 155 |
休業損害 | – | – | 0 |
逸失利益 | 0 | 1800 | 1800 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 625 | 625 |
過失相殺 | 0 | -800 | -800 |
合計 | 0 | 1780 | 1780 |
単位:万円 |
被害者は相談時において無職で求職中でしたが、弁護士費用については弁護士費用特約で支払われるから心配ない旨を説明して当事務所はただちに受任しました。
被害者は無収入の時に事故に遭い、生活費が非常に苦しい状況であったので、当事務所はそれを保険会社に伝え、本来は示談時に支払われる慰謝料の一部を内払いとして前払いするように交渉しました。
この交渉は成功し、内払い金が払われて被害者の生活費に充当することができました。被害者の怪我は重傷で、症状固定時においても顔のしびれや頭が重いなどの自覚症状が後遺症として残りました。
この点について詳細に記載された後遺障害診断書が作成されるように当事務所はサポートをおこない、これをもとに後遺障害の申請をおこないました。
結果として後遺障害9級10号が認定されたので、これをもとに請求をおこないました。その後の交渉においては被害者が無職であったことから逸失利益の金額が争点になりましたが、当事務所は無職になる以前の収入を提示するなどの立証活動をおこないました。
また被害者が酒を飲んだ状況で車道にいたことから過失相殺も争点になりましたが、この点も相当な割合でおさめるように交渉をおこないました。
解決内容
入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、逸失利益、などで過失相殺後の支払金額として1800万円弱の賠償金を獲得しました。
所感(担当弁護士より)
本件は被害者の怪我が大きいこと、無職の状況で事故に遭ったことから生活が苦しくなったこと、飲酒した後に車道を歩行していたことから相手方保険会社から過失相殺の主張をされたこと等、争点が多く弁護士が動く仕事範囲の広い事件でした。
しかしこのような事件でも当事務所は類似事例を経験したことが多いので、それぞれの争点について適切な対応をおこなえたものと考えます。
内払い金も支払われ、しかるべき後遺障害の等級も獲得して示談時には高額の賠償金が獲得できたので、被害者からはとても感謝されました。