脳挫傷、外傷性くも膜下出血 5級2号

通院中からサポートした高次脳機能障害の案件で後遺障害5級の認定を受けた上で親族の介護費用等を相当額取得して2500万円の賠償金を獲得した事例

保険会社提示額

0万円

最終獲得額

2500万円

ご相談内容

被害者 80代自営業
部位
傷病名 脳挫傷、外傷性くも膜下出血
後遺障害等級 5級2号
獲得金額 2500万円

80代の父親が自動車事故に遭って頭部を損傷した。事故に遭うまではとても元気だったが、事故に遭ってから物忘れもひどくなり、集中力も低下して日常生活にも支障をきたすようになった。賠償金について相談したい。

サポートの流れ

項目 サポート前 サポート後 増額幅
後遺障害等級 なし 14級
入通院慰謝料 0 250 250
休業損害 0 20 20
逸失利益 0 200 200
後遺障害慰謝料 0 1300 1300
介護費用 0 730 730
合計 0 2500 2500
単位:万円

当事務所は、相談者から事故の状況や怪我の状況等を詳細に聴取した上で事件を受任しました。受任時点では通院治療中だったので、治療の経過や症状の経過などを細かく確認した上で保険会社と症状固定時期等について交渉を進めていきました。

症状固定になった時点においては、被害者の家族に連絡を取り、後遺障害の認定を取るために必要な後遺障害診断書や日常生活状況報告書の記載方法等についてアドバイスをしました。そうやって必要な書類を揃えて後遺障害の申請をおこなった結果、高次脳機能障害が認定されて5級の認定を受けました。

その後の賠償請求の段階では、被害者は80代であったものの自営業者としての収入があったので、当事務所は確定申告書を証拠として提出して逸失利益を請求し、「逸失利益の認定が一切なされないのであれば訴訟提起をせざるを得ない」と強く主張しました。

また、5級相当の高次脳機能障害においては家族の介護も必須であるので、この点の将来の介護費用もしっかりと請求しました。結果として逸失利益も将来の介護費用も相当額が認められました。

解決内容

入通院慰謝料、逸失利益、将来の介護費用等を合わせて、合計2500万円の賠償金を取得しました。

所感(担当弁護士より)

高次脳機能障害の事件は類型的に多いものではなく、そのような類型の事件を経験しているか否かによってパフォーマンスに差が出ます。

当事務所は高次脳機能障害が問題となる事件の経験も多く、対応のノウハウを持っています。本件は高次脳機能障害の事件につき通院中から受任し、最終的に相当額の賠償金を取得した事例です。

代表弁護士 津田岳宏(つだたかひろ)/昭和54年生/京都女子大学付属小学校卒業/東大寺学園中・高等学校卒業/京都大学経済学部卒業/平成19年9月弁護士登録/平成26年6月京都グリーン法律事務所を設立

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